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裏ケロ

日記とかつぶやきとかこだわり話とか~

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2025/06/19(Thu)19:47

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うらしまたろう2

2020/05/07(Thu)22:56

つづきですよ~


拍手[5回]



ーーーーーーーーーーーーーーーー

2.亀を助ける


今日も釣りに出かけた。
翔君はこんな田舎に埋もれるにはもったいないひとなのは確かで、
だから外からお声がかかってる的なことも言ってた気がする。
翔君はいつか、この村から出てくのかな。
そしたらおいらはどうすんのかな。


 


「あっこらっ!おまえらなにやってんだ!」
ガキどもがよってたかって棒を振り回してる
近づいて見てみたら、
おっきい亀をいじめてた。


「だってさぁこの亀なんか手足が長くてきもいんだもん」
「だってじゃない!
 いじめたらダメだろ!ほら、行け!」
「ちぇ~~~」


「おい、だいじょうぶか?
 ひどくやられちゃったりしてねぇか?」
「だ、だいじょうぶです」
「えっ?おまえしゃべれんの?」
「はい。えっとあの・・・このたびは
 危ないところを助けていただきまして
 ひらにひらにありがとうございました」
「え、あ、いや、うん、ま、無事でよかったよ」
「あの、こちらとしましては
 お礼のほどをいたしたいと存じますんですが」
「礼~?いやーいいよそんなん
 ほら、またガキどもが戻ってきちゃったらいけないし
 海に帰んな?」
「いえ!ただで帰していただくわけにはまいりませぬ
 わたくしめのお命救っていただいたお礼をせねば
 わたくしの生涯津々浦々の末法までの恥でござりまする」
「おまえなんか妙なしゃべり方すんなぁ
 人間語習ったやつがわざとやったんかな?」
「とりあえず!とりあえず
 わたくしの城へあなたさまをもてなしついでに
 お連れいたしたいと思う所存でござりますれば、
 どうかどうかわたくしめの背中にひょいと乗っかってくだされ」
「え?背中にぃ~?
 お礼とかはどうでもいいけど
 亀の背中に乗っかるのっていいかも
 おいらやったことないんだよね」


ほんで、妙なしゃべり方する手足が変に長い亀においらはぴょんって乗っかってみた
したら
その長い手足でシャカシャカ~つって浜辺をかいて、海へ。
あって俺が思うまもなく俺はそのまんま海へ連れてかれた。
あっどうすんの?どうすんの?どうなんのどうなんの?
ってちょっとわくわくしながら乗っかってたら
海はどんどん深くなってって
浮くかな~息どこまで保つんかな~?とか思ってんのに
どんどん亀は深く深くもぐってく。
あれ?
俺、平気だぞ?え?どゆこと?
俺はふつーに亀に乗っかったままで今まで行ったこともない深いところへ。


でも息の心配がいらないおかげで
キョロキョロ海の中の景色を楽しんだ。
すげぇな
どうゆうことかわかんないけど
亀がそもそもしゃべったんだし、なんでもありなんかな?とか思いながら
深い海の中を亀に連れてかれてった。


しばらくずーと行くと海の底になんか建物があって
亀はどうやらそこを目指してるちっくで。
近づいてくと、上から見たよりずっとすんごいでかい建物みたい。
亀が門まで来ると、門が開いて
亀がそこを通り抜ける。
あー確かになんかこれ、城っちゃ城かも。


 


3.竜宮城


ほんで城に着いた。
城の中に入ると、亀はくるりと素早く回ったと思うと
おいらと同じ人間みたいに変身した。


「え?イケメン!え、なんで?」
「ここが竜宮城でござりますご主人様。
 わたしは雅紀と申します。どうぞそのようにお呼びくだされそうろう」
「え?まさき?
 え?ご主人様?え?俺、か?
 あっ俺、俺はね、智っていうの。智って呼んでよおまえも
 えっとまさき?」
「智・・・さま」


「おかえりなさいませ乙姫様」
「うん、ただいま
 あ、あのさ、このお方は智、さまって言ってね?
 俺を助けてくれた方なの。俺、大変な目に遭っちゃってて。
 だからだいじなお客さん。手厚くもてなしてあげて?」
「かしこまりました」


お城ん中のちょっと人間よりはなんつーかびみょーに魚みのある、
人・・・つぅか・・・魚人?がねいろいろいんだけど
くちぐちに雅紀のことを乙姫様って呼ぶの
つーことはどうやら亀である雅紀はこの城の姫様・・・てこと、らしいべ?


でぇ~雅紀がぁ~おいらをもてなすように~つってみんなにゆったもんだから
まーメシはうめぇしさ、
みんなニッコニッコしてっしさ
毎日が宴会なわけ。酒も飲み放題でぇ
魚人の舞を見せてもらったり~
なによりなんか・・・雅紀がすごいかわいくて。
俺に惚れたのかもしんねぇなって感じ。
俺もなんかそんなすごいイケメてる雅紀が
かわいく智智言うのもなんか悪い気しねぇっつぅか
すごいやっぱ気分いいじゃんか
ほんだからもぉ毎日楽しくて。


 


俺は毎晩雅紀と一緒に寝てる。
雅紀は魚人だけど、ふつうにひとと一緒の構造してて
だからふつうに俺とセックスできる。
最初はそれこそお礼だから、て言ってきたけど
俺もまぁ、魚人とってどうなんだろ?て興味があったっつーか。


「さとし~~~~ね、ね、今日もしちゃう?」
「え、何を?」
「またまたあ~わかってるくせにぃ~
 さとしはいっつもそうだよね
 俺に言わせちゃいたいのかな~?
 やらしんだから~
 ほらっぬいでぬいでっ!するよ!ほらっ!」


そう言って雅紀は服を脱ぐ。
毎回びっくりするんだけど、ほんとふつーのからだなんだよな。
おいらと一緒なの。
魚人て実はすごいのかも。
海を自由に泳げてしかもひとと同じカタチになれて
しゃべれて


「ほら、もーなにぼーっとしちゃってんの?
 それともなに?俺に脱がしてほしいのかなぁ?」


全裸の雅紀が俺を脱がす。
全裸になると、雅紀がこれまで海で生きてきたことで
いつかどこかで、
もしかしたら俺が雅紀と出会ったときのものもあるんだろうけど、
怪我をした跡がその身体にはあって
俺は雅紀の左の肩から腕にかけてある傷跡を
いつも、こうやってセックスするとき、見てる。
手で、撫でる。
俺にだってちっちゃな傷跡はあるけど、
目に見えてってのはなくって、
やっぱすごい世界で生きてる証拠だよなぁ、て俺は眺める。
俺だって海を相手に釣りしてるけど
もっとずっと海の中で生きてるって
ハードなんだろな、て思った。
みんな仲良く楽しそうに竜宮城の中じゃしてるけど、
海の中にはサメとかみたいな天敵だっているんだろうし、
俺みたいに漁で狙ってくるやつだっているだろうし。
雅紀はそうやって俺が撫でてる間
優しい目で俺を見てる。


「あれ?あれあれ?智ってば
 ぜーんぜんそんな気なさそうだったのに
 おっかしーなぁ
 もうそんなにしちゃって
 いつから?
 いつからそんなに期待しちゃってたの?」


笑いを含んだ声でそう言って
俺のちんこを口にふくむ。
ひとと何も変わらない口の中も。
歯とか舌とかどうなってんのかよくわかんねぇけど
うまいこと丁寧にしてくれる。
キスだって
雅紀は、俺もそうなんだけど、キスをいっぱいしたがる。
雅紀は亀なくせに、
ちゃんとひとと同じようにキスをする。
唾液をいっぱい交換しあうようなそんなキス。
雅紀の唾液だったら俺も抵抗感じない。
「食べちゃいたいくらい好きだよ、智」
そう言って雅紀は俺にキスをする。
実際食われるんじゃねーか、て心配になるような噛みつくみたいなキスじゃなく
やっぱ優しい。
ちゃんと、あれは舌なんじゃないのかな?
ぜんぜんだって違いとかわかんない。
雅紀とキスをしてると俺はすごくいい気持ちになる。
きほん、竜宮城自体がそんなふんいきで、
俺はつねにここではいい気持ちでいる気がする。


俺はこうやって
魚人に用意してもらった飯を食って
魚人とセックスしてたら
いつか、もしかしたら魚人になるのかもしんねぇな
海で呼吸できるようになるのかもしんねぇな
いつもそう思っては
それっていいかも、て思う。
海を自由に、俺も泳いでみたい。


「智はおいしいね」
雅紀はぺろぺろぺろぺろ
ちんこだけじゃなくって
俺のどこもかしこもを舐める
「あぁうぅぅ」
雅紀のいう“おいしい”が魚人とちがって、って意味なのかはわかんねぇけど、
でも、ほんとにそう思ってる風に
ぺろぺろぺろぺろ舐めてくる。
雅紀はひとをいい気分にするために生まれてきたみたいな
見た目もそんな感じで
全身全霊で俺を愛してくる。
俺も舐められてすごくいい気分になる。


「ふにゃぁ」
「なに?智。もう降参?ほらもっともっとしたげるから
 ね?ね?
 あっほら、今度は背中向けな?そっちも舐めたげる」
「うぅぅ~~~ん」
「ふふ。イイコイイコ。智はイイコだねぇ~」
「きもち、いいよぉ~~~」
「ふふ。俺はそれ聞けたらうれしいんだよ?
 もっともっときもちよくなって」


だんだん、俺も舐めたくなってくるんだ。雅紀のことを。
そんな?そんなうまいの?
俺もぺろぺろしたい!
てなんの。
そんな風に俺が思うくらい、雅紀はおいしそうにするから。
そんなあっちもこっちも舐めるのっていいの?
て思うほどに雅紀はうれしそうに舐めるから。


「替わって?雅紀。こんどは俺。俺、なめる」
「え~?智、俺のこと舐めてくれるの~?」


俺が舐めるっていうと、
雅紀はうれしそうにしてたのにもっとうれしそうに目を細めて
俺が舐める間、俺の髪を撫でてくれる。
海の、いきもんなんだけど
そんな、どこ舐めてもべつに潮の味がするってこともない。
しいていえば雅紀味。
おなじように舐めたら汁が出て、汁もちゃんと汁の味。
最後に出すのもおなじ白い、同じ味。


「智好きだよね、舐めるの
 うれしいよ。ほんとにね、うれしいよ」
雅紀があんまりおいしそうにするから
俺もすごくおいしいて思うんだと思う。


「ほら、キスしよ?いっぱいね
 そしたら今度は智のだいじなとこ、したげるね」


雅紀に引っ張り上げられて、向き合ってキスをする。
雅紀は両手で俺の顔を包むようにしてキスをする。
俺はそれを受けながら、手は雅紀の身体を撫でる。


キスのおわりに雅紀は舌を出して俺に唾液を送る。
俺も、ちょうだいってそれを受け取るんだ。
そしたら
ほんとに、魚人になるのかもしれないよね。
毎日のようにいっぱいいっぱいセックスしてるから
そのうちいつか俺も海の住人になるのかな。


俺はもっと雅紀に注いで欲しくなるから、
よつんばいになって、雅紀に差し出す。


「かわいいね、智のここ
 こんなにたくさん愛してあげてんのになんでだろ?
 飽きることがないんだよね
 もっともっとたくさんたくさん愛してあげたくなるんだよね」   
「あ・・・あ・・・雅紀・・・じらさないでよぉ
 はやく、ねぇ、はやく」
「じらしてんじゃないよ?
 ここはだいじなとこでしょ?
 ちゃぁんとやわらかくなるまでしなくちゃね
 俺はね、智に傷なんかつけたくないの
 俺のせいで智に傷ができたりしたら
 俺、やだからね
 だから智もおりこうにしてて?
 ほら
 もっとよぉくやんなきゃだから
 おしり、もっと高くあげて?
 ふふ。そうそ。かわい~い」
「うぅぅ~はずかしいんだよぉ~
 も~だいじょうぶだよぉ~」
「だめだめ。
 ふふ。
 でもまぁ~いにちこーしてるからかなぁ?
 最初のときよりずっとはやくよくなってきたよね?
 なんか
 なんか俺のための身体になってきたみたいな?
 思い上がりすぎかなぁ?でもうれしいじゃんそういうの」
「ねぇ
 もう待てねぇよ
 雅紀の、してくれよ、もう」
「おねだり?ふふ。まぁもういい感じだしね
 あげよっか
 智の好きなやつ」


雅紀はやさしくだけど俺のケツをぺちぺちして
ケツにちゅぅってキスしてそれで
俺のケツを持って入ってきた
あぁ・・・・いぃ・・・
ずっと満たされてたはずなのに
こうされるともっと満たされる
言葉にしない何かが
ふたりをつなぐのに
言葉じゃないものでつながる
身体を実際につなげてるってだけじゃなくて
相手の熱を感じてるってだけじゃなくて
なんか
心、なのか、なんだろ
ぎゅうって実際抱きしめ合うのもいいんだけど
こうやってやると
ぎゅうって抱きしめ合うほどに触れ合ってはいないのに
満たされる。


雅紀の上に乗っかって
雅紀の肩の上に手を置いて、雅紀の肩を撫でる
ゆらゆらきもちよく           
いつまでもこうしていたいみたいな             
俺がそうやっていいきもちになってたら
寝ちゃったの?て聞いてくるみたいに
雅紀が時々腰を突き上げる。
「あっ!」
俺はびっくりして雅紀にしがみつく。
雅紀はそれでおかしそうに笑う。
「いじめたんじゃないよ?」
って。
「ん、わかってる」
俺もまたとろんとして答える。


雅紀の肌はきもちがよくて。
しがみつくと、いつまでもしがみついてたいと思う。
雅紀はいつも笑顔で俺を包み込んでくれる。
俺のことをじっと見て、
俺がどうして欲しいと思ってるかわかろうとしてくれる。
手を伸ばせば必ず手を取って
雅紀の首にしがみつかせてくれたり
指を絡ませて握り合ったりしてくれる。
雅紀の長い手足と細い身体が俺を包み込んでくれる。


「智、智、きもちいいね
 すっごく俺、きもちいいよ
 ねぇ、智?智?智もきもちいい?」


雅紀は絶対に自分だけが気持ちよくなろうなんてしない。
俺が怖いようなこと絶対にしない。
俺を待ってくれる。


ふたりでこうやって
ふたりだけで部屋に籠もって
汗かいて
キスして
キスして
抱きついて
抱きしめて
ほんで
イく


「だめだ、もぉ、俺、もうダメ、イく」
「もうちょっとだけがんばって?」
「もーだめだよぉ~イっちゃうよ~」
「もうちょっと。ね、もうちょっとだけ」
「やだ~も~むりぃ~」
「ほら、もうちょっと感じていよ?ね?ほらすごくいいよね」
「ウンウンすごいよすぎるからもうダメなんだってぇ」
「わかるわかる。すっごくいいよね
 もー天国みたい!幸せだー俺、幸せだー」
「あ~イかせてぇ~も~ほんとマジでだめだってぇ」
「わかったからわかったから
 じゃ、イかせたげるね
 一緒だよ?ね?一緒にイこうね?一緒だよ?」
「いっしょいっしょいっしょ・・・あ、あ!あ!あ!!」


 


「ふふ。今日もいっぱい出したね~」
「だしたぁ」
「気持ちよかったね~」
「ね~」


俺がもうまぶたも開けられないで
意識ももうとろとろんなってるけど
雅紀は俺に、
「大好きだよ・・・・ずっとここにいてね」
てキスをする
俺はもう、もごもご言葉になってないような声を漏らすんでせいいっぱいで
寝ちゃうんだ
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