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裏ケロ

日記とかつぶやきとかこだわり話とか~

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2025/06/17(Tue)20:24

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あの頃のキミと(5)

2021/03/27(Sat)12:09

こんにちはーっ!!!
桜がっすごいですね~~~~~~~~~~
オラオラですよね。春じゃ春じゃ
て騒いでるくらいの。
花粉も負けないぜ、て感じでぶぁーと舞っていて、
なんか気管支にくんだよね。ちょっとぜんそく気味。
そしてもうすぐ4月っていう。。。。
早いなーっ!!!!
ぐりんぐりん日が過ぎてってるよー

もうね、ずっと前に
あったかパンツともおさらばして
普通のパンツになりましたよ。
そろそろ冬のもんをクリーニングにもってったりしないとね。
でもまだ朝晩は寒かったりするよね。

そんなこんなでつづきです。




拍手[4回]



「俺、消えちゃうのかな」
一緒に飯を食ってる時に、ぽつりと智君がこぼした。
「えっ?」
「きっとさ、翔君が望んでるように元に戻る日が来んだと思う。
 そん時俺は、たぶん元にいた時代に戻るとは思うけど、
 ・・・・いまの翔君との思い出って・・・残らない気がする」
「・・・・どうだろうね・・・・そればっかりは、わからないね」
「うん・・・・けど、忘れたくねぇな」
「うん」
それがどういう意味で、
たとえば、ただ単純に自分の身に降りかかった面白いことを
忘れたくないというつもりだったのか、
今の俺とのこの生活を・・・・だったとしたら、
ちょっと俺はうれしいんだけど。
それにきっと、あなたは忘れてしまうかもしれないけど、
俺はきっとこのまま、キミとのあれやこれやを覚えているんだろうからー
ただ俺だけが覚えているというのは、さみしいな、と思うんだよ。
思い出の共有ってのが、やっぱりさ、大事なんだよ、なにごとも。
仕事先で、やっぱりさ
ちょっと一瞬考えたよ。
俺らがみんな、智君と同じように若返ったら、
後輩君たちとどんな風に争えるんだろうかって。
それは見てみたいかも。おもしろいだろうと思う。
いろんな実力があるいまの後輩君たちと同じ土俵でどのくらい、
ってさ。
ふふ。
まぁ、そんなややこしいこと、起きちゃったら
視聴者だって混乱しちゃってそんなどころじゃないんだろうけどね。
「しよっか翔君」
「え?いきなり?もう?」
「またしたくなっちゃったんだもん」
「まー暇だものね、あなた」
「それは関係ないと思うけど
 でも、アンタのセックスよかったし」
「あら。それはどうも」
「そもそもどんくらい俺ここにいんのかわかんないじゃん
 したらさ、
 できるだけ今のアンタとしときたいじゃん」
「そんなお得さで物事考えなくても」
「そんなんわかんないけど
 したいから。そんだけだよ」
「確かにあなたらしいけど
 でもこの前したばっかりだから」
「俺は。
 前にいつやったかは関係ないの。
 したくなったらしたいってだけ
 俺はまた、あんたとやりたいって思ってんの」
「はぁ・・・まぁ、そうなんでしょうね」
「だから、しよ?ほら
 どこでする?ここでしたい?」
「えっとー
 俺はまだするともなんとも言ってないんだよね」
「いいじゃんやろうよ
 なんならケツ見せようか?
 そのほうがアンタ興奮するんだったら」
「いや、
 あのね、それ見たからって
 したくなるかっていうと」
「えっ!!??」
そんな驚くこと?
昔の俺どんなだったんだ?
「まじか~~~
 したらとりあえず俺、
 翔君のこと、触ったりとかすっからさ
 ほんで
 翔君がやりたくなったらしてよ
 そんならいいでしょ?」
「う~~~~~~ん 
 いいのかなぁそんな安易なの」
「俺がいいつってんだからいんだよ
 翔君はもうおっさんなんだから仕方ないのかもだけど
 俺の身になれっての」
たしかにね、性欲もてあましてるものの
何かで発散できるわけじゃないものね
この部屋にずっと閉じこもりっきりで
俺にしか会えない状況で。
俺も仕事があるから一日の大半は、
ペット同様ひとりぼっちで。
・・・・・
ということで俺はほだされた。
あるいは自分に言い訳をした。
「やっぱおもろいわ~~」
「ふふ。気持ちいいとかじゃなくて面白いんだ」
「おもろいじゃんだって。
 そりゃ、きもちいいよ?ふつーに。
 それがさ、翔君だってんだからめちゃめちゃおもろいじゃん。
 年食った翔君が俺とこんなことやってんだもん。
 しかも、なんかちがうんだよ。翔君、
 俺がこないだまでしてた方の翔君と。
 それって、おもろいじゃんか」
「ああ~~~確かにね」
「でしょ?
 アンタだってこないだまで年食った俺としてたのが
 いきなり若い俺となんだから
 やっぱ、いろいろちがうんでしょ?」
「そうだねぇ
 勢いなんかが違うね」
「あ~~~年寄りのセックスぽいやつ?」
「いや。
 あのね?
 年寄りのセックスにもいろいろあると思うけど
 いまの俺らがゆったりまったりセックスが好きっていうね」
「おもろいわ~~~~~」
座る俺に乗っかるようにしてる智君が
俺の首に手を絡まるようにして
その体勢でおしゃべりすることは、いまの40の智君とよくすることだけど、
そういうのこそ新鮮らしくて
ゆらゆら揺れながら、面白い面白いと言う。
でも
こうやって少し堪能しておかなきゃ、
あなた刺激強めるとすぐイっちゃうからね。
「よし!翔君、これはもういいや。
 バックにしよう!」
「ふふ。そうなのね。オーケーオーケー
 いいけどさ、
 ちゃんと腰とかキツくなったら言うんだよ?
 快楽ばっかり追求してないで
 いい?」
「はいはい
 もーうるさいんだよな~
 年寄りはすーぐ説教すんだよな」
若いながらも、おじいちゃん的な動きで
俺から降りて・・・てしてる智君。
顔の表情もさ、なんていうのかな、
たいてい口が開いてるんだけど
上唇がちょっと突き出てんの。
ほ、みたいな?そんなカタチで。
やっぱり表情を見るのが一番面白いことかも。
あ、俺も面白がってるのかも。
さーこの智君を気持ちよくすべくがんばりますか。
「ああっもうやばいっ!やばいっ!」
「もうちょっと、もうちょっとがんばって!」
「あああやばいぃぃ~~~~」
「しょうちゃん?ちょっといい?あ」
「え?あ?」
「・・・・・・・」
「待って!ちょっと、違うから!ちょっとちゃんと見て!」
「え、なに?」
「・・・・・・・」
「ほら、こっち来て、このひとをちゃんと見て!」
「・・・・・・・・は?」
「ね?」
「・・・ていうか、それ、俺、か?」
「ちょ、やめないでよ、もうイくんだからぁ」
「ていうか大野さん、いてくれたんだ、その、この世界に」
「あ、・・・・・うーん・・・なんていうのかな」
「ちょっと話聞かせて欲しいんだけど、ここんとこのこと」
「あ、うん、ま、それ話に来たんだけどもね」
「てか、しょーくん!ちっちゃくなったじゃん!俺イけないじゃん!」
「あーごめん、それどころじゃないからさ
 やめるよ?」
「やだぁ~俺、やだぁ~」
「なんなら悪いけど、自分でやってくれる?
 俺、ちょっと話聞かなきゃだから。
 悪いけど最優先事項なんだよね」
「・・・・もしかしてこのひとが俺のせんぱい?とか?」
「そうなのよ、わかる感じ?」
「まじでぇ~俺、そんな風になっちゃうんだ」
「なかなかいい男でしょう?」
「わかんないよ、そんなん、え、パンツもう穿いちゃうの?」
「そりゃね
 ・・・・ごめん、智君おまたせ」
「ねぇ、あのさ、このひとがここに来たってことは
 このひとも翔君とセックスしにきたんじゃないの?
 3Pすればいいやんか」
「いやいやとにかく今はそれどころじゃないんだよ」
「俺って・・・変わってない気がしてたけど
 相当変わったんだな」
「そうなのよ、あなたもそう思うでしょ」
「やっぱ若ぇんだな」
「ねぇあんまセックスしなくなったってホントなの?
 実はほかのひととやってるだけじゃなくて?」
「そうだね、あんまもうべつにいいかも
 ナシでいい、とまではなっちゃいないけど」
「マジなの?・・・・・マジかぁ
 ・・でも、やりに来たんでしょ?ねぇ」
「いや、とりあえずしょーちゃんと話さなきゃいけないから
 携帯もなかったし」
「それよ!どれだけ心配したことか
 もーほんとあなたが若返りの水でも飲んで若返ったのかと」
「なに?みず?」
「飲めば飲むほど若返るって言われる水、むかし話であるのよ」
「へー・・・・」
「でもあなた、ちゃんといたんだ」
「うん・・・・まーいたっちゃーいたんだけど」
「あ、キミもさ、聞きたいでしょ?おいで?」
「そうだよ、おまえ聞いといたほうがいい
 俺もおまえとおんなじだったから」
「え?」
「え?」
「おんなじ・・・・て、大野さん、まさか」
「ウン、俺もちがう時代にいっちゃってた」
「ほんとに?・・・・いつの?未来?過去?」
「過去。」
「入れ替わり的な感じ?・・・このくらいの頃だった?」
「ウン。たぶん、おなじ頃じゃないか?
 若い俺とも出会わなかったしさ」
「やっぱり、メンバーとは会ったの?」
「翔君とだけね
 俺、やっぱさ、
 ほら、翔ちゃんはそこの俺のことはわかんじゃん
 知ってんだから。
 でも、あっちの翔ちゃんはわかんないわけ。
 いきなり年くった俺だから
 いくら俺だ俺だって言っても」
「まぁ、そうだろね」
「だから、ほかのメンバーも呼んでみんなでさ
 俺がほんまもんかどうか決めてよ、とか言ったんだけど」
「うん」
「あっちの翔ちゃんとしては
 もし俺がほんもんじゃなかったらやばいからとか言って
 ほかのメンバーにはまだ会わさないとかゆって」
「あー俺っぽいわ」
「やっぱ、いまも誰にも言ってないわけ?そこの俺について」
「言ってないんだよ」
「でもはんぶんは独占欲じゃないの?」
「かもねぇ。それはやっぱあると思うよ・・・で?
 信じてもらえたの?」
「時間かかったけどね。翔ちゃん、むこうの翔ちゃんなかなかさぁ
 うん、て言わないわけ」
「あー申し訳ない」
「ほんとだよ!」
「ねぇ、じゃあどうやったの?ほくろの位置とか傷あととか?」
「そう、なんでもやったんだよ、だから。
 ほらさ、テレビであれこれ言っちゃってるから
 テレビで言ってないことを言わなきゃだし、
 今やり始めた、準備してる曲とかをね
 もう俺知ってるぜ、みたいにやってみたりさ」
「あー考えたね」
「でしょ?
 まじでさぁ・・・・かーちゃんならわかってくれるって思ったけど
 翔ちゃんはそれもやめたほうがいい、とかって止めるし」
「あー・・・」
「結構つらかったんだぜ?俺。
 だって、翔ちゃんか、かーちゃんか誰か認めてくんねぇと
 俺、寝るとこがないんだよ」
「あっそうだね・・・まだ一人暮らしじゃない時だったんでしょ?」
「そうなんだよ
 なのにさぁ、翔ちゃんがなっかなかわかってくんねぇの
 俺こんな必死なのに、て
 もう野宿しかねぇのかな、って」
「ああ、そりゃ大変だわ」
「そうなんだよ
 おまえはさ?結構すぐにわかってもらえたんだろ?」
「うん」
「俺の場合はいきなり年食った俺が、大野智だっつって言ったところで
 わかってもらえねぇの」
「そうだよねぇ・・・・え、で結局どうやって?」
「わかんないけど 
 だってあれこれなんでもやったから
 翔ちゃんのことの知ってることとか言ってみたりさ」
「ああ~・・・・でもちゃんと戻ってこれたんだね」
「そうなの。だからおまえも戻れるよ
 おまえならできると俺は思う」
「え?結構むずいことなの?」
「いや、俺はべつにそうでもなかったけど
 あの頃の俺はどうだったかなぁ?
 けど、翔ちゃんがいればなんとかなると思う」
「俺?俺も参加するっていうか俺もキーマンのひとりなの?」
「べつに翔ちゃんでなくてもいんだけど
 翔ちゃんで済ますほうがさ、めんどくなくていいから」
「あそう」
「うん」
「ねぇ、やっぱ俺、もどったほうがいいの?」
「そりゃそうよ。未来が変わってしまうでしょ?
 嵐がなくなっちゃう。あなたがいないと」
「あ、そうか」
「そうよ。そこはちゃんと戻って欲しいなぁ、俺としては」
「そうなの?俺がふたりいるほうが翔君としちゃうれしいのかと思った」
「いまだけで十分よ、それは。
 いま思いっきり堪能してるから。
 俺は未来が書き換わってしまうほうが怖い」
「そんなもん?」
「そう。大事なんだよ。今、てのは。別のパターンになるって考えられない」
「ふーん」
「大野さんはどう?戻ってもらうのでいいって思ってるよね?」
「そだね・・・・おまえは、そう思わないの?」
「どうかなぁ?戻るのが嫌ってこともとくにないけども」
「じゃ、しよっか」
「え、何を?」
「さっきの続きだよ」
「へ?・・・あなた何言って」
「するんだ
 それが答えだから」
「え?
 したら戻れるの?・・・でも前やったとき戻んなかったけど」
「やっぱやってんだね。
 あ、けどあのね?ヤるだけじゃ足んなくて
 ケツだけでイくのが大事なの」
「へ?」
「え?・・・・ドライとかいうやつ?」
「そう。たぶんそれできなきゃ帰れない」
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