忍者ブログ

裏ケロ

日記とかつぶやきとかこだわり話とか~

[PR]

2025/06/19(Thu)15:53

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

天女の羽衣

2020/07/03(Fri)23:35

書き終わった~
いや~今回も最後に歌をつけちゃった。
全くそんな気なかったんだけど、いや~今回はいらんな、て思ったんだけど
ぱって浮かんで。
歌詞とか聞いてる方じゃないんだけど
なんか、なんでか浮かぶもんなんだよね。
前回とかの、うらしまたろうとかは初めっから歌詞を探して話を書いたし、
鍵のかかった、も、人物像を歌詞からつけたから
このふたつは例外だけど。

おとぎ話ばっかり書いてるね。
こういうの、好きなのかな。
あるいはゼロから作るのがむずかしいからかな。

あっ!!!!
ふふっすごいな。持ってるわ~
天女の羽衣はなんと、七夕のおはなしでもあるんだってよ。
七夕のよく知られてるストーリー以外に、天女の羽衣のパターンもあるらしい。
天女の話自体、日本にも世界中にもいろいろあるみたいだよ。
けどね、
7月7日ってのは旧暦で、なんだって。
なので実際は今年は8月末なんだってさ。
せめて7日にアップすれば、ちょうどいいんだけど
まぁ・・・・できちゃったから。

どうかな~
気に入ってくれるといいんだけど。


拍手[5回]


(妄想:天女の羽衣)

 


「ねぇ、なんでだろうね?
 ほら、俺、すごい松潤に愛されてるじゃん
 こうやってさ、おまえんとこに遊びに来たりもできんのに
 そんだけ好き勝手やらしてもらってるって思えるのに
 なんで
 自由になりたい、て思うんだろう」


「知らないよそんなの、アタシに聞かれたって」


「だよねぇ
 なんでおまえにこんなこと、言うのかなぁ」


「アタシからしてみたら幸せすぎだからじゃないかって」


「俺、ぜいたく言ってる?
 わがままなのかな」


「さあねぇ。アンタ好き勝手してるって言ってるけど
 ちゃんとやるこたやってんデショ?」


「まぁねぇ~夜だってちゃぁんと相手してっし。
 それにしたって俺、満足してるわけだしさぁ
 松潤に不満てのも、ねぇしさ」


「あ、そうなの?
 てっきりアンタほかに好きなひととか
 ほら、
 なんかアンタの好みってもっとチガウような気がしてたから」


「え?そんなこと、わかんの?
 俺~どうなのかな~
 松潤にさ、来たらいい、て、俺の嫁になってよ、て言われたもののさ
 知ってたっけ?俺らのなれそめ的な話」


「どうだろ?聞かせてみてよ、とりあえず」


「いいよ~
 あのね?
 俺、あの~山の中に池つぅか、湖あんじゃん」


「あ~あるね。はれんち湖でしょ」


「え?そんな名前なの?知らなかったよ俺
 変な名前してんね
 んでね
 ま~そのはれんち湖でさ、俺風呂つぅか水浴びしてたのね」


「あ、そう」


「うん。
 で~もう帰ろうかな、て思ったらないわけ
 服が
 やべって。
 風で飛んだんかなって」


「そんな軽いもんだったの?」


「そう。木にね、かけてたんだけど
 見当たらねぇし
 ほんでキョロキョロしてたわけなんだけど
 そしたら男が出てきて
 キャッつって
 とりあえず大事なとこ隠さなきゃつって
 胸を手で覆ったわけ」


「ちんこじゃなくてソコなんだ」


「だって大事なとこだから。
 そしたらさ、その男がさ
 びっくりするくらいいい男だったわけ
 あ・・・・イケメン
 って」


「なるほどね~」


「うん。
 ほんで~俺がぼーとその男見てたら
 どうしたんだ?つって
 俺がだから、服が・・なくて
 て言ったらさ
 その男が着てた上着をね、すぐ脱いで俺に差し出すの
 これでも着てろって
 えっ?・・・て。
 きゅぅぅ~~~~~~~~~~~~~んってなるよね」


「それだけでぇ?イケメンだったからでしょ」


「かもしれない
 そんで
 俺は松本潤だとか仕事はなんだとか言って
 あなたは名前をなんと言う?って聞いてくるから
 智だ、つって。
 このへんで見ないカオだなって言うから
 うん。初めてなの、て。
 でも、服がないから帰れないって言ったら
 事情がよくわからないが、とりあえず家に来ないか?って
 たいしたものあるわけじゃないけど
 とりあえずなんか食べるもの食べて
 今夜は眠ったらどうだ?って」


「え?いきなりその展開なの?」


「でしょ?そう思うよね
 もうそんな俺連れ込まれちゃう?ってさすがに俺も思ったけど」


「ついてっちゃったんだ」


「だって腹減ってたし俺金なんか持ってなかったし」


「イケメンだったからでしょ」


「そうなの~~~~~~~~~~~~わかる~~~?
 んだからさ、
 ま、連れ込まれてもいっか、てなるよね
 でさ、俺が服はおろか、履くもんもなかったもんだから
 松潤どうしたと思う?
 ほら、俺の背中に乗れよ
 ってさ!!!!!!すごくない?」


「まじ?すごいね」


「でしょ?ふつー裸足でもいいだろ、てなるよね
 こりゃ~なんつぅ紳士なんやねん!
 てさ思いつつも、興味湧くじゃん
 このひとについってったらおもろいかも、て思ったし
 そんでね
 おぶってもらって家まで行って
 ありあわせのものしかないけど、つって鍋つくってくれて
 ちゃんと、俺のために寝床こさえてくれて」


「寝たの、アンタ」


「ええ~どっちの意味~?
 んふふ
 でもね
 やっぱ紳士だったんだよ
 すぐ俺食われっかな、て思ってたんだけど食われなかったの
 でもさ
 俺かわいいじゃんか
 だから紳士だからなんだな、て納得できたし」


「そこは自信あるんだ」


「ま、ね
 だって実際かわいいじゃん
 だから不能か紳士かどっちかだろうな、と思って
 それはまぁすぐわかることだから
 しばらくそうやって松潤とこで過ごしてたら
 結婚していただけませんかっつって」


「え?もう?展開早っ!!
 え?もうナニは?そんときにはしてたの?」


「ううん。シてなかったの。驚きでしょ?
 シてないのに結婚しよって言ってきたの」


「へ~~~~~あ、そう」


「うん」


「で?アンタ何て答えたわけ?」


「こんな俺でよかったら
 つって
 ふつつつかものですがって」


「つが多いけどな」


「ふつっつか?」


「ふつつか」


「ふつつか、ですがつってさ
 ゆって」


「え?アンタも好きになってたの?じゃあ」


「好き?・・・・どうだろ、考えたことなかったな」


「え?そこナシで決めちゃうんだ」


「だって何の不満もなかったし
 こういう暮らしもいいかもなって思ったし」


「ふ~~~ん
 あ、でもさすがにもうシたんでしょ?
 ああ、さっき言ってたか。夜もすごい的なこと」


「俺がね。すごいのは俺
 松潤はあくまで紳士だから」


「夜もなの?」


「そう。せっぱつまりはするんだけどね
 それでも俺を大事にしようとするんだよ」


「あら~そりゃごちそうさま」


「あ、聞きたい?そっちも具体的に」


「やー、それはいいって
 だってアンタんとこのJに会ったとき
 あ~~そのカオであんなね~~とかって思うの嫌だし」


「そんなもん?よくわかんねぇな
 ま、さ
 とにかく俺、なぁ~んの不満もないわけ
 お小遣いもくれるからこうやっておまえんとこ来れるわけだし」


「頻繁に来すぎなのよ
 しかもやっすい酒ちびりちびり。
 もっといい酒頼みなさいよ」


「え、それは無理。
 そうしたって別にいいっちゃいいんだけど
 そしたらこんなには来れなくなっちゃって俺が嫌だ」


「ま~アタシはいいのよ
 アンタからむしり取ろうなんて思っちゃいないから
 ちゃんと持ってるヤツからもらうから
 ちゃぁぁんと上乗せもしてさ」


「おまえそんなヤツだよな
 だからニノがいいのかも」


「あら
 アタシのこと実は好きなんじゃないの?」


「え?それは好きだよ、なんで?」


「ふはは
 違う違う。Jと比べてって話よ。今のは」


「松潤と~?どうだろ?考えたことなかったけど」


「へっ?アンタ危ないわね
 ねぇ、
 アンタじゃあアタシと寝れるわけ?」


「え?そりゃ別にいいよ
 俺ニノとならできると思う」


「ふ~~~~~~ん
 ちょっと大事な話。カオ近づけて」


「うん?」


ちゅ


「うわっ!おまっ何やってんだよ」


「キスでしょ
 どうだった?ホントにできそうだと思う?」


「いや、びっくりした~~~~~~~~~まじでぇ~~~~
 俺、松潤以外とってここんとこなかったから
 考えてもみなかったけど
 ・・・・・・・ニノの唇、気持ちよかった」


「あ、そう
 でもアタシは別にアンタとシたいわけじゃないから」


「なんだよ、ならすんなよ」


「ふふっその気になっちゃった?もしかして。
 まぁ~シてみたくなったら声かけてよ
 もしかしたら・・・・
 ふふっどうかな~」


「なんだよシてみようよそれなら」


「しないしない
 Jに殺されるもの」


「あー・・・・松潤は確かにそうかも」


「そうだよ命がいくつあったって足りないよ
 アタシはまだ死にたくないからね
 それより
 アンタ、深刻な悩みなの?その
 何不自由ない暮らしが嫌だ、みたいなのは」


「そうじゃない・・・・けど
 嫌で飛び出したいってことも、ないけど
 ちらって思っちゃうの
 自由に、なりたいな~
 って
 なんでだろうな、ていつも思うもんだから」


「ただ単に結婚に向かないタイプなだけじゃないの?」


「かなぁ
 ね、恋てさ」


「はっ?」


「ニノは恋ってどんなかわかる?
 俺の松潤へのキモチって恋なのかな」


「知らないよ、そんなの
 アンタのキモチが恋なのかどうかなんて
 Jは恋してるんでしょ?アンタに」


「だろうね
 それは確実そうだと思う
 でも
 俺は松潤がイケメンだって思ってるけど
 恋ってのとは・・・・ちがうかもしれない、て
 いや
 つぅか
 そもそも恋ってのがよくわかんねぇもんだから」


「なるほどね」


「ニノは恋、したこと、ある?」


「どうでしょう~」


「おまえもてそうだもんな」


「ありがとうございます」


「ちぇっやっぱそうなんか」


「アンタもJに愛されてるじゃない」


「そうだけど」


「自由ってのと恋ってのとどう関係あんの
 単に自由恋愛がしたいってわけじゃないんでしょ?」


「わかんない
 どっちも自分の中にあって・・・
 ていうか、俺が俺自身のことよくわかってないのかも」


「そうなの?」


「うん・・・なんか、忘れてることある気がすんだよな」


「それはさ
 ・・・・自分で気づくのが大事だろ」


「え?てことはニノはわかんの?
 俺が何忘れてるかってこと」


「たぶんですけどね」


「教えろよ」


「だから自分で気づくのが大事なんだってば」


「ケチ」


「はいはい
 アタシはねちっとも儲かりもしないアンタと話すために
 ここやってるわけじゃないのよ
 帰った帰った
 さっさとJのとこに帰んな」


「なんでだよぉ~~~
 もうちょっといいじゃねぇかよ~~~~」


「アンタほんと酒癖が悪いんだから
 Jに迎えに来てもらう?」


「たぶんもうすぐ来ると思う
 そんなこと、言ってた気がする」


 


 


 


「一目惚れだったんだよ」
「えっ?ひとめ・・・?」
「あ、そりゃ今でも
 気持ちが変わるってことなくむしろ
 好き」
「すき」
「あ、いや、ちがうな」


ちがうんかい


「俺はあなたを・・・・愛してます」
「えっ」


重い!なんかしらんけど、重いよ、キミ。


「俺の愛はずっと続くって神に誓うよ」
「知ってんの?」
「え?何を?知ってるって?」
「だから神」
「ああ、いるかどうか信じてるかってこと?
 俺は信じてる。
 ほら
 俺はさ
 一目惚れしたあなたをずっと俺の家にいてもらえたらいいなってさ
 今もずっと願ってて
 だから俺、毎日神様にも願ってる」
「そういや、毎朝お祈りしてんね」
「そう」


神・・・
なんかひっかかる
神にお願いしてるって?
俺といつまでも一緒にいられるよう、
神に頼んでるって?
神がそう言われて、ああいいよ、って?
・・・・


「俺はあなたが何者でも、なにして生きてきたかも
 何一つ知ってるわけじゃないけど
 それでも
 あなただけを一生愛するって言えるよ」


「・・・・」


何者って
俺は智だって言ったじゃん。
意味がわからない。
俺は智でそれ以上でも以下でもないのに。
松潤なに言ってんだろ。


 


 


 


 


 


 


「隣、いいかな」
「あ、どぞ・・・・あ、
 前・・・も、来てました、よね」
「あ、覚えてくれてる?
 俺も君のこと、覚えてるよ
 すごく印象に残ってる
 よくここには来るの?
 ママと仲よさそうに話してたから」


「そうなのよ、この子しょっちゅう来ててねぇ」


“だんなをほったらかしにして”は飲み込んだ。
こいつの目がなんかハートに見えたから。
いつかアタシに聞いてた“恋”ってやつを
このおっさんとするかもしれないって直感したから。
余計なことを言わない方がいいかもしれねぇな、て。
でも
言ってやったほうがよかったのかもしれない。
だってこいつの相手はJなんだもの。


「君、名前は?」
「智」
「智・・・・
 あ、俺はね、ゆきよし、だよ」
「ゆき、ちゃん?」
「ゆきちゃんかぁ
 こんなおっさんをそんな風に呼ぶ子はいないなぁ」
「ゆきちゃん、お酒、すきなの?」
「あ~好きだねぇ
 それにここの店いいね
 ママが特におもしろくて」
「だよね
 俺もそう
 うるさいんだけど、うるさくないの」
「へぇ・・・いいね
 じゃ、俺らの再会を祝して乾杯しよっか」
「うん
 かんぱぁい」
「乾杯ーっ」


 


 


 


ゆきちゃんといると、俺はほっこりする。
自然と笑顔になれるっつぅか。
松潤のことなんか少しも思わないで
ああ、俺大好きだ、て思っちゃう。ゆきちゃんのこと。
ゆきちゃん家についていきてぇな、とか思っちゃう。
でも行ったら行ったで、そのままきっと居着いちゃう。
でも、
俺は行かない。
なんでかっていうと、
ゆきちゃんは忙しいひとだから。
仕事がね。忙しいの。
だから、俺のことなんかいいからさっさと帰って寝ろ、て思うの。


で。
俺は家に帰る。
そしたら松潤が「おかえり」て俺を出迎える。
必ずどんなときも。
松潤は「おかえり」て俺を出迎える。
俺がほかの男のところに行った帰りでも。必ず。
時にはホッとしたカオして。
時には泣きそうなカオして。
抱きしめたりして。


俺はそんな松潤を見て
「ただいま」て心から思うんだ。
どんなに
さっきまでほかの男のこと思ってにやけてたりしても
やっぱり「ただいま」て思う。


俺はここが家だって思ってるんだな、て、わかる。


 


 


 


「ねぇアンタ」
「ん、なに」
「言おうかどうしようか迷ったんだけどさ
 よけいなおせっかいなんだけど
 もうアンタにしたって昔とは違うってわかってるけど
 ちょっと
 あの男とアンタ、仲良くしてるみたいだから」
「うんしてるけど」
「アンタ、Jと結婚してんでしょ」
「結婚・・・してんの、かなぁ」
「アンタはそうでも、Jは
 アンタと結婚してると思ってるはずだよ」
「かもねぇ」
「ずっと長いこと一緒に暮らしてるんだし
 同居人ていうには
 ちゃんとやることやってるってアンタだって言ってたわけだしさ」
「そだね」
「アンタ、どういうつもりか知らないけど
 Jは許さないと思うよ
 アンタがあの男と仲良くなるのは」
「ゆきちゃんが、ダメなの?
 ほかの男ってのが?」
「はぁ~~~~わかんないかなぁ
 相手がだれでも、だよ
 今までだって何度もそういうことあったってのに
 ちっとも学習しないんだから。
 Jはね、アンタただひとりを愛してて
 アンタにもそうであってほしいと思ってる。
 気持ちがもしそうなってなかったとしたって
 一緒に暮らしてる以上、
 Jにだけ操を立てるもんだって
 そんくらいのこと、アンタには難しいのかな?」
「みさお・・・を、たてる?」
「なにもねぇ
 セックスしなきゃいいてもんでもないんだよ
 度を超えた仲の良さってのがあってね
 アンタの場合、ちょっとそこまで行ってると
 アタシには見えんの
 このままじゃいずれ、Jに怒られるよ」
「・・・・・
 怒られる・・・
 でも俺、別に松潤と何も約束とかしてない
 ほかの男としゃべるのがダメとか
 セックスだってさ
 松潤以外としちゃいけないとか
 俺、よくわかんない」
「失ってもいいの?Jを。
 怒られるからやめたほうがいい、じゃないの。
 あんたは、
 Jを、いまの暮らしを失ったって平気なのかってこと。
 Jを悲しませて平気なのかって聞いてるのよ」
「松潤が・・・・かなしむ?」


「アンタだって、こんだけ長くいりゃ
 Jに情くらいあんでしょが
 そこんとこ、ようく考えてみることだね」


俺との暮らしが長くずっと続くように
毎朝神に祈る松潤。
祈るんならもっと
うまいもんが食えますようにとか
今年もたくさん実りますようにみたいなことであって
俺とのことなんか祈ったって仕方なくない?
て何度か聞いたことがある。


松潤はちょっと悲しそうに笑って、
今ある暮らしってのはどれも当たり前とは俺は思わないことにしてる。
いつまでも同じでいられるなんてさ
そういうの、
俺が努力すればなんとかなる、てのとも違うと思うんだよ。
畑のものが巧く育つかは確かにお天道様次第だから
祈るほうがいいだろうね。
でも
あなたとの暮らしも
当たり前として受け止めるんじゃなくてさ
毎日毎日、今日もいられて感謝します
て、
これからもそうでありますように、て
神頼みというより
尊い気持ち、と言えばいいのかな。
自分にも言い聞かしてる
当たり前なんかじゃねぇぞ、この幸せはって。
なぁ、聞いてるの?
聞いてきたの、あなたなんだけど。


て。
いつものように聞いてるのがめんどくなるような長い話で、
一言で言えば、
祈りは神頼みじゃない、てことみたいだけど
俺にはそのまんまやん、て思える。
神にお願いしてるやんか、て。
俺をください、みたいな。返さないよ、みたいな。
それはまぁそれで、いいんだけど
でもなんで
そんな必死こいて祈るのかよくわからない。
ニノが言うように
俺がほかの男と仲良くしたらもう松潤は
俺と暮らせないって思ってるってこと?


今までだって俺はいろんな男と遊んだ。
セックスも松潤以外の男とした。
松潤が知らないのもあるけど
松潤が知っちまった時もある。
でも
確かに松潤は怒ったり悲しんだりしたけど
俺に出て行けとは言わなかった。
逆に松潤が出て行くとも言わなかった。
俺にはよくわからなかったけど、
あんなに怒ったり悲しんだりするようなことなんかな、
とは思ったよ。
あんな顔させちまったのは悪かったな、とは思ったよ。
俺がそういうことするから
松潤は必死で祈るんだろうなとは思うけど
でも
だからって俺がもう決してしないとは俺には言えない。
ニノは俺はもう変わったって言うけど
そういうわけじゃない。
確かに俺はここんとこ誰かと遊んだりしなかったけど
それは興味を引かれるひとに出会わなかったってだけで。
昔ほど誰にでも興味を抱かなくなったってだけで。
ただ物珍しいってのがもうなくなったわけだし。
でも、今後、誰と出会うかわかんないんだし。


ゆきちゃんといるのは楽しい。
こんな楽しい時間がまた持てるなんて思ってもなかったから
逆によかったって思ってたのに、
そういうの、ダメなんかな
松潤がさ、
俺はそういうヤツなんだってもうそろそろわかってくれりゃいいのに。
俺はひとりだけってよくわかんねんだよ。
いろんなひとそれぞれに面白いとこあるんだから
いろんなひとと楽しんだっていいはずなのに。
でも
松潤を悲しませるのは確かに嫌だから
松潤が変わってくれたら、いいのに。


ニノは大丈夫で
ゆきちゃんはダメ。
・・・・
わっかんねぇなぁ


身体、つなげるかもしれないかどうかなんか、重要?
そのひとがすきでも
セックスすることのないひとはそりゃいる。
あと逆に
それほど惹かれたわけでもないけどセックスするひともいる。
セックスは
なんつーか
快楽だったり手っ取り早い解決みたいなもんだけど
なんでそれを結婚相手にしかしないってのが常識なのかが俺にはわからない。
むしろ、
セックスで簡単に解消できんだからこそ、誰でもいいんじゃないの?
結婚とか幸せとかみたいなもんは
スパッと自分ひとりが到達できないもんで、その場その場の喜びとかじゃなくて
一生モンとかみたいな、長いことかけて、的な、築き上げる的なもんなん、だろ?
松潤の受け売りだけども。
だったら、セックスとかは関係なくない?
松潤が俺を愛そうがどうだろうと別にいいけど、
松潤にしたって、誰と寝たって俺は全く全然構わないのに。
言ってみたことはあるよ?
松潤もそうしたらいいやんつって。
でもすごく、すごく悲しい顔したんだよ。
俺にしたら全く理解できないことだけど、
しようと思わないことも、俺が指摘して悲しがることも。
でもあんな顔は見たくないなとは思ったけども。


でもだからって
その顔を見たくないからってだけで
行動をやめたりってするもん?
俺がもし例えば、悪いことしてるって思ってて
それのせいで松潤に迷惑かけたりしてんならさ、やめるよ、当然。
だけど、
悪いこととも思わない、理解できもしないのに
やめよう、て決心することできないし、
決心したからって絶対やめられるってもんでもないでしょ。
タバコみたいなんとは訳がちがうんだから。人との出会いなんてもんは。


 


考えられんのは、ハダカをさ、
特に大事な部分は誰にでも見せちゃダメってヤツ。
けどさ、
風呂とかでだいたい見えんじゃん。
隠さないひとだっているじゃん?
そうなると、やっぱ・・・・穴?
そこはふつう見えないトコだから。
確かに俺だって誰にでも見せてもいいとは思わねぇけど、
誰彼構わず見せられないってだけで
セックスするんだったら別にそりゃ構わなくない?

なるんだけどね。
だってソコ使わないとダメな行為なんだから。
そもそもお医者さんとかには普通に必要だったら見せるしさ。
なら、見せちゃダメ、か
あるいは
男の独占欲てヤツ。
こいつの穴は俺しか知らない、みたいな。
それってさ
そんな自慢げなことなの?
俺にはよくわかんない。
そんなで得意になれることなのかってことが。
松潤にしたとこで
そんなことにしがみついてるとは思えないんだけど・・
でも、
ほかのヤツには見せたくないってほうなら
アリなのかも。
松潤はそういうことを思いそうではある。確かに。
なんらかしらの独占欲はすごいあるもんな。
でも俺はいろんなひとと話したりはするから、
どこまでが独占の範囲なのかが俺にはよくわかんないわけだけど。
従わなきゃなんないとも思わないけど。
そこがダメなんかな。
愛とか結婚とかってそういうことなんかな。
・・・・
言っちゃダメなんだろうけど、俺にはそんなの、無理。
くだらないとすら思うけどね。
そんなのが愛だの結婚だっていうんなら・・・て思っちゃうけどね。


もちろん
俺は松潤に不満があるわけでも
今の生活に不満があるわけでも
遊びまくりたいわけでもない。
もう、いろんなひとを知りたいって好奇心はそんなね、湧かないし。
ただ、
いいな、て思ったひととは遊んでみたいし、
もしかしたらセックスしたいって思うことがあるかもしれない。
ってだけ。
あとはなんか俺自身よくわからないけど
自由になりたい、てなんかよくわかんないけど
もやもやあるってだけ。
自由ってのがなんなのか俺自身よくわかってない。
松潤から逃げたいだなんて別に思っちゃいない。


俺ってニノが言うように、わがままなのかな。
自分勝手すぎんのかな。
そうゆうこと、思っちゃいけないのかな。
俺、よくわかんねぇよ。
正直なのが必ずしもいいことじゃない、ていうのは
なんとなくわかったけど、
嘘も、いいもんだとは俺は思わないから。
松潤に対してだけじゃなく、自分自身に対しても。


俺が気になってる自由ってのが何をイミしてんのか、
ハッキリさせないと。
そういうの、ずっともやもや持ち続けてしまって
俺自身にとっても松潤にとってもよくないとは思う。
んだから、
ゆきちゃんと話して楽しい、ていう感覚は
そういうの探るイミでもアリだと思うんだけど。


確かに
ゆきちゃんと会ったよとか何の話してきたよ、て
松潤にふつーに言えるかっていうと
べつに後ろ暗くはないんだけど
松潤はイイカオしないってわかってるからできない。


松潤がイイカオしないことを続けるのって
よくないこと、なのかな
俺も居心地良くなくて俺にとってもよくないのかな。
でも
ゆきちゃんがニノんとこにいたら、
俺はふつーにしゃべっちゃうんだけど。


なんていうのかな、
自分の立場を考えろみたいなの?
立場的にまずいでしょ、みたいなの
そういうのに時が経つにつれ囲まれてってる気がする。
俺が単純に何かに興味を失ってるってのもそりゃあるけど、
昔だったら確かに何も考えなかったけど、
今はわかんないっつっても、
やっぱさ、
俺には理解できないけども、
まずいんだろうな
迷惑かけちまうんだろうな
てね
なっちまって・・・
結婚・・・ひとりじゃないっつーのは・・・


松潤のせいじゃない。
松潤が俺を縛ってるわけじゃない。
結婚っていう制度が縛ってるわけじゃ
いやそれはチガウな。
そうだ。
結婚が俺を縛ってるのか。世間とかね。
あ、世間体?
なんだよその世間体っての。
イミわかんないよね。
イミわかんないのに縛られる。
俺そういうのほんっと嫌い。
なんだけど
松潤のこと嫌いじゃないから縛られてしまうんだろうね。


だからどうしても自由になりたい、てなったら
それが松潤と別れても、てなったとしたら
て話なんだよね。
俺が松潤といるよか、苦しくなっちまったら
どういうカタチを望んでんのかまだ見えないけど
“自由”になるんだろうね。


 


 


「智」
「ん?なに?」
「なんかさ、悩んでたりすんじゃない?」
「え?・・・俺、そんな、見える?」
「う~ん、まぁ、長いこと一緒にいるからね
 俺が何か力になれることならいいんだけど」
「あ、ううん
 松潤になんかしてもらいたいってこと、じゃないし」
「そう?ほんとに?」
「うん。俺が自分で解決しなきゃなんないことだと
 思う」
「あ~~~~でも俺のせいな気がするな~~~~」


松潤は頭をがしがし搔きながら叫ぶように言う。


「松潤は何も悪いことないよ。
 悪いっていうんなら、俺、だから。
 ごめん
 もうちょっと待って
 ・・・・あっち、行ってるね
 松潤のせいでもないのに空気悪くなっちゃうじゃん」
「ちょっと待てよ。ねぇ、一緒に暮らすってのは
 一緒に苦しみも分け合って、一緒に悩んで
 どうにかできないかって二人であれこれやることじゃない?
 だから智の悩みは俺の悩みだし、
 それに、
 たぶんだけど智の悩みは俺が無関係じゃないと思う」
「俺がチガウって言ってるのに?」
「そう。
 あ~~~~~~~くっそ
 俺って最低だな~~~~~~~~~~~~」


俺の勝手な悩みのために
松潤が苦しんでる。っていうか自分を責めてしまってる。
それはイヤだ。だって俺のことなのに。
松潤が自分を責めることなんかなんもないのに。
松潤が俺を理解して欲しい、て思ったよ、そりゃ。
俺が好き勝手に暮らしてもいいよ、て思ってくれりゃいい、て思ったよ。確かに。
でも、
逆に松潤が自分を責めたり苦しんだりってのを望んでるわけじゃ絶対ない。


なんでそうなるんだよぉ~~~
て。
松潤はそういうひとだけども。


でも、
もういい!
つって俺が出てくってのもやっぱチガウと思う。
長いこと一緒にいたから。
やっぱ、なんだかんだいって、大事なひとではあるから。
単純に、
今までいろいろ遊んできたひととの別れとは訳がチガウ。


頼むから!
頼むから俺のためにそんな悩まないでくれ!


て。


 


松潤に頼めば悩むのやめてくれるかってぇと
そうはなんないのわかる。


そうなるともう、


俺も、
神に祈るしか、ないの?
そうやって
だからひとは祈るの?


誰かにどうこうしてもらえるような悩みとかじゃなかったら
自分でもどうしようもないことだったらもう、
祈るしか、ないの?


松潤はそんな思いで祈ってるの?毎日何年も、同じことを。


 


 


 


 


「あ~~~~っ!!!俺もう黙ってられねぇ!!
 俺あんたに隠し事してた!
 っていうか
 あんたの大事なもん、隠してたんだっ!」
「え?・・・・なに?どうしたの?」


「俺さ、
 俺なんだ
 あんたの・・・・・
 初めて会った日に、
 あんたの衣を隠したの、俺なんだ」
「え・・・・ころ、も?」


俺は衣、て聞いてもなんのことだかわかんなかった。
それが何?みたいな。
そん時着てたもんなんか松潤が持ってたって言われても
それがどういうことなのか全くわかんなかった。
服くれぇどうだってよくね?って。


俺が怪訝に思ってると
松潤がそれ、台所の隠してたってとこから持ち出してきて
松潤が手にしてるもの見て初めて
あって。
ていうか
ぶあ~って記憶が戻った。
俺は前の記憶を失ってたってことがわかった。
ほんどもって俺は・・・
そうか
俺、そうだったんだ。
もやもやしてたのってこういうことだったのか。
俺が求めてた“自由”ってソレだったのか。


俺はいきなりわかった。


松潤が持ってきた衣は几帳面に畳まれてて、
長年経ったて思えないほど綺麗なままだった。
確かにソレはいつまでも、普通の服みたいにくたったりしないんだけど
でも、ホコリとか全く被ってなくって。
松潤の人柄がすごく表れてた。


 


 


「ありがとう、松潤」


「ごめんね
 本当に。
 長い間・・・・・・
 あなたをひきとめて
 あなたを俺の世界に縛ってしまって」


「ううん、そんなこと」


 


 


 


「ごめん、松潤、ごめん」
「いや、いいんだ謝らなくって
 あんたがどういう人間か、俺はわかってるつもりだし
 だから
 そんなあんたが
 俺とこんなに長くそばにいてくれたってことが
 どれだけ俺を特別に想ってくれてたかってことだってのが
 俺にはよく、わかるんだ」
「まつじゅん・・・」


「あんたは認めないかもだけど
 それって十分愛だと思うんだよ」
「愛・・・・」


「そう。俺があんたを想うような愛とは違うのかもしれないけど
 あんたが人に抱く気持ちの中の最上級のものを
 俺に対して抱いてくれてるって
 俺にはわかってる」


「愛・・・・
 これ、愛、だったの?
 俺は・・・
 松潤のこと・・・・・そうか・・・・・愛、だった、んだ」


「俺と同じじゃなくったって
 あんたみたいな人間がそばにいてもいいって
 懐まで近寄らせてくれたのって
 そんな光栄なこと、許されたのって
 俺だけ、だろ?」


「うん、そうだね」


「俺にはそれだけでもう・・・十分うれしかったんだよ
 ほんとに・・・・
 ほんとに
 うれしかったんだ」


「松潤・・・・泣くなよ」


「ははっ泣いてんのは智だろ」


「松潤・・・・すきだよ、俺、松潤のこと、ほんとに」
「知ってるって、だから」
「うん
 でも、あらためて言いたかったの
 松潤、すきだよ」
「ああ、ありがとう
 本当に
 ありがとう
 それと
 今までずっと・・・ありがとう
 あなたといられて、俺は幸せだったよ」
「うん・・・俺も・・・・そう
 そう・・・
 俺、いままでわかんなかったけど
 幸せだった
 松潤といて」
「そっか・・・・なら、よかった
 ごめんね
 ずっと隠してて」
「ううん
 おかげでずっと松潤といられたし
 ・・・楽しかった。」


「やっぱ、
 帰るよね、そりゃ、当たり前だよな」
「うん、帰る」
「もう、すぐ帰っちまうのか?」
「うん」
「そっか・・・・わかった」


「智」
「ん?」
「忘れ物、ないか?」
「ないよ
 必要なもんはぜんぶ、俺の中にある」
「そっか」
「うん
 松潤」
「ん?」
「ありがとう、本当に」
「こちらこそ、ありがとね」


「大好きだったよ」
「俺も、大好きだった」


「・・・・」
「・・・・」


「じゃ、俺、行くわ」
「そっか
 俺はこの家にいるよ
 智が消えていくのを見ていられない」
「わかった
 松潤、元気でね」
「ああ・・・・・・・・・智」
「ん?」


「ありがとう」


松潤が一歩俺に近づいて、俺の、額にキスをした。
そんな泣いたら男前が台無しだぞ、てくらい
顔をグシャグシャにしてた。
松潤がどんだけ
何年もずっと神に祈ってきたか俺は知ってる。
俺がきっといつまでも、は、いないこと。
いつかは帰ってしまうこと。
その日を一日でも長く。
一日でも長く、一緒にいられますようにって。
それを
俺に言うことなく
強く強くどれだけ願ってきたか。
そういうのぜんぶ俺に強く強く
俺をぺしゃんこにするくらいの強い力が俺に降る。
ただ額にキスしただけで
ぜんぶ、伝わった。
その松潤のグシャグシャの顔で。
俺は涙腺が決壊したみたいにだーて涙が零れ続ける。
視界が涙のせいで
松潤のカオがはっきり見えないじゃないか。
焼き付けて、おきたいのに。
けど
笑わなきゃって
松潤もきっとそう思って、
無理矢理口角あげたみたいな顔で俺を見てる。
肩がしゃくりあげてるみたいに上下に揺れてる。
俺も、
一生懸命顔中の筋肉集めてこらえて、こらえて
うまくできなかったけど
なんとか笑って
けどなんか、胸が痛くて
胸を押さえて
それでくるって振り返って走って家から飛び出した。
裸足のままで。


飛び出して
衣、ばって羽織って
とんって地面蹴ったら身体が宙に浮いた。高く。高く。
元いた世界へ向かって。
泣いてたら景色が見えないってこらえる。
指で涙を取っ払う。
どうしても涙が次から次へと溢れて、
にじむ景色の中で
どんどん小さくなる松潤の家
松潤の畑が
地面にいたらわからなかったけど、
上から見たら、
松潤からのメッセージになってた。模様になってて。
「あいしてる」
て。
色とりどりで。
こんなこと、
いつこの日が来るかもわかんないのに、
この日のために松潤はやってたのか。
・・・
バカじゃないの?
バカじゃん、松潤
・・・
松潤とはじめて出会った湖も見えて
・・・
はじめて松潤に出会ったときからのことが
次々思い浮かぶ。
バカみたいに笑ったこととか
一緒に花火やったときのこととか
海で一緒にはしゃいだこととか
松潤が泣いたり怒ったりしたときのカオとか
毎日毎日カオ突き合わせて飯食った、ていう風景とか。
そういうの浮かぶに合わせて
つぎからつぎへと涙が溢れて雫になって落ちていく。


俺は下見てたら涙が雨んなっちまうって
ぴって上向いて
上ってった。


下から見上げたら青く青く見える空の上へ。
上の住人だったことを知らないで
よく見上げてた青い空。
きっとこれから松潤は空を見上げて過ごすんだろう。
もうきっと祈ることをやめてしまうんだろう。
畑は?もう、メッセージ、どうすんだろう?
上っていくたび
圧や温度が変化してって
俺の身体はもう、人間のそれとは違っていたけれど
でも
俺の記憶はちゃんと、ちゃんと残った。


愛しい


愛しいひとたち。


大事な記憶。一緒に過ごした日々。つないでた手。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


「よおっ!松潤」
「えっ?え?え?」


「元気?」
「え?・・・・ちょ、・・・・え?」


「ふふ。松潤ちょっと老けたな~」
「え?
 どうした、んだ?
 遊びに、来た、とか?」


「ふふ。
 帰ってきちゃった
 松潤と
 これから松潤が死ぬまで
 いっしょにいようかと思って」


「まじ?」


「いてくれる?俺と一緒に
 これからずっと」


「っ
 ったりめーだろ!!!
 俺の愛がどれだけ深いと思ってんだっ!!!!!」


「ふふ。重たぁ~い」


「重い重い言うな!
 もう離さねぇからな!絶対に!!」


「はぁ~~~~~い」


(天女の羽衣編 おわり~)


 


------
空高く 
by Arashi (2010)


そうone,two,three,four,five走る 今日も
降り注ぐ時間の中で
僕らの空は続いてる ほら高く
(そうone,two,three,four,five辛いときも)


何も言わない優しさが
ただ素肌に染みた
どんな時も考える意味無いほど近く
僕らいつもとなり歩いた
この場所信じた道ただ行こう!


そうone,two,three,four,five走る 今日も
降り注ぐ時間の中で
忘れてた笑顔探して 時を越えて
そうone,two,three,four,five言葉止めて
希望の歌をまた歌おう
僕らの空は続いてるほら高く
(そうone,two,three,four,five)
(そうone,two,three,four,five一緒に分け合った痛みも)


久しぶりに会ったら君が輝いてた
帰り道に自分のことが
見えなくなった
だけど胸に勇気溢れた
痛みも愛しい未来行こうwe go!


あの頃の忘れ物を落とした
この距離が少しほろ苦い
色あせた言葉 音 誓い
また君との未来見たい
儚く光る流星
いま動き出す終電
偶然がいつもまた運命
それは ほどけては絡む糸の様に


想いが乱反射
(そうone,two,three,four,five)
(One,two,three,four,five)
巡る観覧車
(そうone,two,three,four,five)
(One,two,three,four,five)
時間が乱反射
空越えてまた掴んだんだ
現在ならwonderland


そうone,two,three,four,five走る 今日も
降り注ぐ時間の中で
忘れてた笑顔探して 時を越えて
そうone,two,three,four,five言葉止めて
希望の歌をまた歌おう
僕らの空は続いてる ほら高く


:転載:
『空高く』


 


 


 


 

PR

No.600|小説Comment(0)Trackback

Comment

Comment Thanks★

Name

Title

Mail

URL



Pass Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字