こんばんは~
なんか暑いよね!朝晩はいいんだけど。
いったんは涼しくなってたもんだからよけいにこたえるわ~
ってね。
今日はね、本日読み終わった小説に、彼っぽい描写があったのでそれを紹介しようと。
ぼくはね、描写っていうか物事への考え方がおもしろい小説を読むのが好きで。
あのーよくある、例えばパワパラなら、”うるさいほどの静寂が”っていうような、そういうのに長けたのはそりゃすばらしいんですけど、
ぼくのお気に入りの本で例をあげます。森見登美彦のセンスておもしろくって、
『太陽の塔』ていう本がありまして、その中で、さえない野郎たちの会話に:
「道行く女性を襲う男が雷としたら避雷針はAVかな」つって。
で、
「そんなことばかり言ってると、身体からそんなオーラが出るから・・・」
「ちくしょう、本当だ。何なんだこの輝きは」
「男汁だよ。バカヤロウめ」
てね。ぼくはあほくさくて大好きですが、センスがね~~~いいんだよね。こういうやつ。
読むのはアホぽいのだけじゃないけどね~。
ついでに、ぼくをもっともっと完成させた力のある、ついでに語彙力も抜群にあるのが、
画家の会田誠。ぼくは『青春と変態』てのを読んで、ああっ!いいっ!て思いました。
で、今回のね、読んだのは、そういう変態系ではなくって、(そう変態系は息抜きにちょうどいいんですよね。特に重たい小説の後とかまぁ気分によって。)
で、それは『BUTTER』ていう柚木麻子の本ですが、
主人公である女性記者が、獄中の女について記事にするため面会を繰り返す中で、
女が、焼き菓子作りの一つでもマスターすれば壁を築くことができる。あなたは仕事もプライベートも本音も社交も全部まじりあってて壁がないって指摘する。
女性記者は、勧められるまま、菓子作りをするのだけれど、そこでこう思う。
ああ、これが壁だ。と。
膨らんだケーキの高さがそのまま盾になって守ってくれそうだ、と。
壁を築くとは何も肩をいからせ他者を拒絶することではない。一人の作業に没頭し、おのれの砦を守ることではないか。壁の素材は堅いレンガや冷たいコンクリートではなくても構わない。甘く柔らかなお菓子だっていい。
てところ。
ここの箇所を読んだとき、ああ、なんか、彼っぽいな。て。
彼がウチで一人きりで黙々と料理したりするのはそういう感じっぽい、て。
そんな風に思ったから、
ねぇねぇぽくない?
ていうちょっと女子高校生みたいな投稿をしてみましたぁ~
それではそれではねぇ~
[2回]
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