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裏ケロ

日記とかつぶやきとかこだわり話とか~

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2025/06/19(Thu)07:22

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性処理係

2019/05/18(Sat)23:51

いきなりどぎついタイトルだ~

うん~
書きあがったんだよね・・・
う~ん
どうなんだろうな

ま、そういうね、タイトル通りの
そういうドライっていうか
性処理をする、自分の義務として請け負う話を書いてみようと
思ったのだけど
後半の自分の義務として、てとこはあんまりならなかったな。

だから~
そういうのだと楽しめるのかどうなのかわかんないけど

お茶請けに?

なんかさ、(非常にグズグズしてるな(笑))
昔書いたものを忘れてるから似たようなこと書いてるかもしれないんだよね
特にここにしか載せてない方。
記憶にないんだよね。
ふふ。でもさ、うん。言ってくれる編集者を持ってるわけでもプロでもないんで
う・・・ん・・・
気が向いたらね、今後のために?読んでみようとは・・・
思ったら、する、ねぇ~

暗い話じゃないから。
よかったら~


拍手[6回]

(妄想:性処理係)

「智っさん、ちょっといいかな?」
「ん、なに?」

「あのさ・・・できたら今夜このあと
 ・・・・・身体、貸してくれないかな?」
「って、アレのこと?」
「そう。申し訳ないんだけど、ちょっと。
 ・・・・ダメ?無理?」
「むり、じゃ、ないけど
 ・・・・翔君、最近ひんぱんだね」
「だよね。わかってる。
 でも、やっぱ・・・・」
「ウン。
 わかった」

「本当はさ、智っさんの負担も考えたら
 他の人さがすべきだってわかってるんだけど
 ・・・・
 やっぱ俺としては智っさんがよくて」
「それはなんで?」

「んー・・・・総合点で。・・・・かな?
 いや、かな、じゃなくて正直そう。
 気心が知れてるってのもあるし
 ビジュアルが好みってのもあるし
 身体が好きってのも。・・・相性っていうの?」

「ふぅん・・・そういうものなのかな?
 俺は正直そういうのよくわかんないけど。
 けど、翔君がそういうなら、そうなのかな」

「ごめんね、申し訳ないホント。
 ちゃんと、負担かけないようにできるだけするから。
 その・・・体位とか、ゴムももちろんちゃんとするし
 時間も・・・拘束時間が長くならないようにするし」

「ふふ。あやまんなくっていいのに。
 俺もそうなっちゃったら頼むし。ね?」

「ああ、それはもちろん・・・・じゃ、後で」
「ウン」


俺たちの二人の間にいつしかできあがった暗黙の了解ー
セックスをしたくなった時、
情欲を満たすために二人の間でやるってこと。

俺たち二人は恋人ってわけじゃない。
でも全く愛がないってわけじゃもちろんない。
こんなこと、誰でもいいってものじゃないし
でも、いくつになってもどうしても情動ってのはあって。
普段はもちろん自己処理をするけど
やっぱりー
時にはー

そういう関係って、ちまたではセックスフレンドっていうのかもしれない。
でもー
俺たちのはそういうのなのか・・・
そういう固有名詞に括りたくない気持ちが、率直なところある。
同じなのかもしれないけど
そういう関係にある人たちの思いだったり、気楽さみたいなのは
人それぞれで、誰しもが世間が思っているように軽々しいものだとは
もちろん思わない。
人それぞれに事情があって、
真剣さだって、ある場合もあるんだろう。

俺たちのこの選択も、
この世界で、この仕事を円滑に健康的に続けていくために
採ったことではあるけど、
はたから見ればそれは立派なセックスフレンドと呼べるものなのかもしれない。
よりビジネスライクではあるものの、それでもー
ある意味俺たちの行為の根源には愛がある。
それがどういった種類の愛なのか
あまりにもその愛は広すぎて俺には一つの形に落とし込めない。
定義しなければならないという必要性も感じない。
お互いよくわかっているから、
片方を一方的に犠牲にしている、という意識は智さんにしたって持ち合わせていないと思う。
そもそも智さんはセックスでネコの役割が嫌ではないらしい。
感じる才能があるとかって話よりも、
自分を感覚的に理解するのに必要な行為なんだといつか言ってたことがある。

いつも笑っているためにー
いつも笑っていてもらうためにー
その助けになることならば俺たちは何の戸惑いもなく進んで
互いの身を差し出すだけだよ
喜んで、自分を使って欲しい、と思う。


でも、ただちょっと、確かに智さんが言った通り、
最近俺は頻繁だと思う。
あなたのやわらかな笑顔に甘えすぎているのかもな。
でも、
あなたは少しため込む傾向があるよね。
自分でなんとかしようとすることはいいことだけど、
あなたが抱え込む時間とか質量は通常の人間よりも多いと俺は思ってる。
というか、俺たちはグループとして動いているんだから、
グループがうまく回るためにはもっと
俺みたいに
もっと小まめに吐き出したほうがいいんじゃないかと思うんだけどなぁ。
実際あなたにこにこ微笑んで
個人的な思いは胸にしまい込んで、にこにこ微笑んでるんでしょう?
ダメだよ。
開放しようよ
グループに、が無理ならせめて俺にだけは
吐き出そうよ
吐き出してよ
だから
俺があなたに求めることが
少しでもあなたの抱えたものの荷を軽くするのに役だってくれればー
という気持ちも
いや、願いかもな
そういうのも、あるんだよ?
俺たちは大人だから、そんなのお節介で
ちゃんと智さんはしてると思うんだけどー
あなたはひとり黙って抱え込んで
ひとりであさっての方向の結論を出してきそうでさ。
そういうとこ、あるでしょ?

まぁ、ここ最近の俺は、ひとえに俺自身のために
あなたを必要としてるんだけど。
ついでにあなたのためにもなってくれてたらいいなと俺は思うわけ。

てなわけで
今夜もよろしくお願いしますね?
スッキリさせてよ
その顔でその身体で

あなたの中で溺れさせて。
堕落したい俺を受け止めて。
ねぇ、今夜は俺のために高々とケツをあげて晒して
そしてソコにぶち込ませて。

そういう欲望に対しては
智さん、あなたが一番いいんだ。誰よりも。
俺の汚い欲望を
吐き出せるをのは
吐き出したいのは他でもないあなたなんだから。

 


「脱いで、智」
「・・・ぜんぶ?」
袖に手をやっていた彼は下げた眉で俺を見上げて聞く。
俺は黙ってうなずく。

「だよね」

 

俺はギラギラした気持ちを隠そうなんてせず
ここでだけは許されるんだろう?
て気持ちで
徹底的に俺のために
俺の欲望を彼にぶつける。

彼が着ていた服の首元に手をやって
くいっと首を振って服の片側をあげて
頭をまず入れ込み、そのまま、服を抜き取った。
露わになる上半身
俺は黙って見てる。
智は俺の態度に合わせて黙って従ってる。
もっと俺のノリが良かったら、彼も楽しそうにおもしろおかしく振る舞う。
彼はいつも求められてるものを確実にくみ取った態度を取ってくれる。
俺たちが常に求められ、獲得してきた能力でもある。
そういう反射神経的なものが有るものが残れるのかもしれないとさえ思う。

仕事じゃない今は
彼は俺のために
俺を満たすために彼はやってくれている。
でも
彼だって身体を震わせてる。
彼はただ俺の一方的な犠牲者になるつもりはなく
彼もちゃんと楽しんでくれる。

だから
彼はジーパンのボタンに手をやったままちらりと俺を見上げてくる。
俺の眼差しを確認してからおもむろに
両手を腰にやってズボンを下ろす。
足から引き抜いて
ついでに穿いていた靴も脱いで
下着に手をやって
これも?って首をかしげる
俺はうなずく

 

全裸になってくれた彼。

俺はずっとソファに足を組み、腰掛けたまま
何かの映画みたいに
冷たい目でじっと彼を見て
何かの映画みたいに
そんな態度を取られていることに興奮していく智。
映画をオマージュにすることで
プレイになるんだ。

智はでも、俺にセクシーにその身をくねらせて
俺を挑発してはくれないけれど
それは別に構わない。そんなことを今俺は求めちゃいない訳だし。

肩幅に足を開き、身体のどこも隠そうとせずに
その手はぶらりと垂らして
俺が見て満足するためにじっとしている。
彼独特の、
身体のどこにも負担がかからないような腹を少し突き出したような姿勢で。

 

俺はソファから立ち上がり、
彼の裸体を凝視しながら彼の身体を支点に回り込む。
智は前を見たままだ。
彼の背後まで来て近づき
彼のうなじから背中、尻のほうへと指先で撫でる。
彼の身体のなだらかな起伏を実感するように
だんだん腰に向かってくぼんでいき
また尻へと張ってくる。
自分の指の動きに視線を合わせて彼の身体をじっくり見る。
触れる指はあくまでそっと
あまりに弱くて彼が総毛立つくらいに。

もう一度、今度は逆にうなじに向かって撫で上げ、
ついでにうなじの髪もー
ぱらぱらと、指の動きが遅いために
まとまらずに落ちていく髪
そうして指が離れる。

彼から離れまた同じ方向を回ってソファへと戻る。
彼が俺を見ているのを確認する。

「じゃあ・・・自分でさ、扱いて固くして見せてくれるかな」

彼の、まるで理解するのに時間がかかったかのような
独特の間があって
それから手が動く。
開いた指先がすくい上げるようにしてからその手に握られる。
無言で・・・無表情のまま
終始俺を見たままでゆっくり手を動かす。

俺はソファーに座り、
右の肘を太ももに乗せて上体を倒し、人差し指を自分の上唇にやって彼を見つめる。

 

「いいね・・・・とても興奮するよ」

俺がそう言うと、彼は今まで閉じていた口を
下唇が下がって開く。
吐息がそこから漏れはじめる。

彼は舌先を下の歯の裏にぴたりとつけて
吐き出しては空気を甘く変えていく。
俺を見る目に温度が加えられて
彼が握ったペニスが固さを持ち始める。

俺は我知らず唇を舐めた。
舐めるのは昂ぶる気持ちを多少なりとも落ち着かせるためだ。
それが必要なほどに
彼の目つきは、身体はセクシーでこんなにも俺を捕らえている。

「んっ・・・・・ぁ」

彼の目が少し細められて
彼のいやらしい口から音が小さく漏れた。

彼はまだ俺に何か求めてるわけじゃない。
求めていたとしても
見ていて
ってくらいのもんで
触れられたいなんて期待しちゃいないんだ。今のところ。

 


「智
 舌を出して見せて
 それで唇を舐めて・・・・ゆっくりね」

彼は俺の要望を聞いて
その開いた口から舌先をのぞかせて
ずっと俺を見たままで下唇を
あるいは歯列をゆっくり端から舐めてった。
反対側の端に舌が到着しても
しばらくそこで留まったままで
視線を下げてそれで舌が口の中に消えた。
でも
口は開いたままだ。
濡れた唇で
また視線をゆっくり俺に戻す。


俺は血がめぐってるのを感じてる。
めぐらないわけがない。
こんな彼を見て
めぐらないわけがない。

彼にもそれを知らせてあげようと
俺は手を
ゆっくり下から上へと膨らみに沿って撫でて見せる。
彼を見たまま。
あなたを見て俺はこんなに興奮してるよ
て伝えるために。
目的はそうだったけど気持ちよくて
何度も上下に擦る
まだ
ゆっくり。


互いに互いをじっと見ながら
互いに自分自身を触る

彼の足の指先がぴくりと動いた。

 


窮屈で
前をくつろがせる。
彼がそんな俺をじっと見てる。

俺がファスナのところから指を少し入れ
まだ下着の上から撫でる。

さっきあなたが見せて俺を興奮させてくれたように
俺も舌なめずりをしてみせる。


もうしっかり固くなっているようで
親指で先にも刺激を与えてるみたいだから
時々ぴくりと太ももや身体が動いてるから

 


「智
 乳首も触って」

俺が言うとだらんと垂らしたままにしていた左手を
すぐに彼は胸に持っていく。
手首を曲げて指先で触れる。
押して・・つぶしたまま
喉仏が上下に動いて
左目が細められる。

小さく乳首の分だけ指先が円を描き
彼の息を吐く音が俺の耳にまで届くようになった。

彼が器用に両手が別々の動きをしている。
室内の照明が当たって
右の手に握られた先端が光ってる。
短くハッハッと漏らす息
しっかり根元まで扱く手
扱き上げる
くちゅっというそこからあふれ出た音
上下する喉
俺に何か言っているように動く、音にまだしない唇

 


俺も下着の中に手を入れて握る。

「智」

低く声が漏れる。

「んっしょうくっ」

智がため息のように呼応する。
まだその声は低い。
けれども俺の芯にずくりとくる。

「智、乳首・・・そんな動きでいいの?」

泣きそうな目をした彼が
小さく円を描きながらこねていた手を
止めて
親指が近づいて
きゅっとつまんだらしい

どのくらいの力でしたの?

まだつまんだままだ
智は目を瞑って
びくりびくりと身を震わせた
口はもちろん開いている

 


俺に呼びかけるときには上唇が発音するために動くけれど
そうー
彼の唇の山のところはそんな時きゅっと上がって
鼻梁とのつながりもあってかとても綺麗な形になる。
そうじゃない今は
ぽてっとした下唇を下げて官能的なというか卑猥さがある。


しばらくの間、彼が自分に与えた乳首の刺激を全身で受け止めていた。
扱く手を止めて握りこんだ状態で。


「しょうくん・・・俺・・・これしたら
 も、たまんなくなるんだけど」

「いいさ
 俺はそんな智さんを見ていたいから
 ほら 
 両方それ、やれよ
 見てるから」

彼は握っていた手をそろりと離す。
それでも固さを持ったソレはそのまま上を向いたまま
両方の手で両方の乳首を
まるで乳首を指先で隠すような仕草で
目を閉じて智はつまむ。
びくりびくりとする
それだけじゃのがせなくて足先が少し動く。

まだびくびくしたままで俺をあごを下げたままで見る。
それは?
俺に来てと思ってるってことだよね?
それともまだ、見てる?てことなの?


いずれにしても俺は
立ち上がり彼に近づく

俺が来ると期待を込めて彼は両の手を下げて
俺のためにスペースを空ける。

ほら、しょうくん、ここ、舐めて?
て言わんばかりに
でも何も言わないで
上目遣いで俺に期待してる。


俺は身を屈め
他はどこも触れないで
唇を彼の乳首にやって
首をかしげて舌を出し乳首を舐める。
彼はあごを引いて見てる。
ごくりと喉を鳴らす。
んって短く声を漏らす。


漏らしたのは声だけ?
俺は視線を下げて
光るそこを見る。


「ん、しょうく・・・もっと」

彼は少しだけ肩を前後に動かして
乳首に与えられた快感を逃す。

唾液に濡れてるのを確認して
もう片方も舌先で舐める。
小さなとがったとこを舌先でつつくように。


「ね、しょうくん・・・握ってても、いい?」

甘えた声
それかただの懇願

俺が彼を握る。
ゆっくり手のひらで揉むように扱く。
顔を彼の乳首にくっつけたまま
彼の鼓動を感じる。
耳のすぐ上で彼の
んあ
て声が降ってくる。


手を
彼のケツに持ってって
撫でる
気持ちがいい
ちょっとやりづらくはあるけど
彼の胸に顔をくっつけて
そこでもう俺の身体のバランスも彼に任せて
俺は彼のあちこちの肌の質感を味わう。
この三カ所が三様にここまで違うなんてね。


彼の手が俺の背中にきて
まるで麻雀の牌をかき混ぜるように動いてる。

彼を握ってそこを支点にして
ケツを握り、今度は乳首をつまんでこねてつぶすようにして
反対側の乳首を強く吸って舐める。
俺がすることをどう感じてるのか
俺の背中に置かれた手が表してる。

 

 

俺はもうすぐにでも突っ込みたい。
味わいたい。
早急すぎるかな?
愛撫もそこそこに、だなんて。
ガキみたいかな?
さくっとそれだけ愉しんで
さっさと別れて休むだなんて。
あるいはただ快楽のためだけのセックスフレンドみたいか?
なぁ、智はどう思う?

俺は両手とも彼のケツにやって揉む。
揉んで開く
揉んで開く
なぁ、智はもっとゆっくり愉しみたい?
セックスなんか、さっさと終わらせたい?
・・・

ケツを掴んだまま
彼の胸を舐め
腹の中心のへこみに舌を沿わせていってしゃがむ。
彼は俺の髪を撫でている。


揉んでいた手を
片手でケツを開きもう片方の指を中心に沿わせて
俺は彼のへそを舌先で舐め
少しだけ穴に触れた。
彼の穴はきゅっとすぼんだ。


「ローション持ってくるわ」
そう告げて立ち上がり彼から離れる。

「しょうくん」
「ん?」
俺は彼に背を向けたままだ。

「しょうくんも脱いでよ
 俺も、しょうくん触りたい」
「ああ、そうだな」

俺は荷物のところで着ていたシャツを脱ぐ。
下も、脱ぐ。
智がこのタイミングで言ったのは
俺がそこに服を置くからだ。
俺はこんなところでは、
こういう、仕事帰り、途中、その後帰宅
という場面では、またこんな場所では、
床にぐちゃぐちゃに服を脱ぎ散らかしたくない。
それを彼は知ってる。

そして俺はその少しの間彼を放置する。
ただそうしたいから。
大野智を放置する。それもまた俺を満たす。
非道い男かな?
いつも笑っていて欲しいと思ってるはずの俺は
にこりともせず
彼もまたうれしそうにもしないにも関わらず
彼を放置するんだ。
彼の、服を何も身につけていない状態の彼は、
放置するのがとてもよく似合うんだ。
俺は一日中でもそうやって、彼を放置したいと思う。
それでも彼はおそらくきっと
一日中であっても文句一つ言わないだろう。
構って欲しいとも
ちっとも思ってもくれないんだろう。
俺なしじゃいられないと口では言うかもしれないが
決してそんな風にあなたは思わないさ。
あなたは一歩も動かずそこにただ立ってる。
待ってる、かどうかもわからないんだ。

パンイチになってローションとゴムを入れてる袋を掴み、
俺のすることを見たり床を、あるいはあたりを見ていた智さんのところへ戻る。


「パンツも脱いでくればいいのに」

少し空気を変えたいのか、笑って智が言う。
答えを求めちゃいないのを知ってるから俺もただ微笑む。

でもー
そうだな、もう少しウエットなのもいいかもな。

「おニューのパンツなんだよ
 見てもらいたいの
 どう?イケてる?」

「んふふ。よくわかんない
 パンツにイケてるとかってあんの?
 おしゃれだとは思うけど」

「この年になったらよけいに楽しみたいんだよな
 智さんももっとイケイケにしろよ。そろそろさ」

「もーいいの。
 もしそう思うとしたらもっとずっと先じゃない?」

「見てぇ。くっそ見てぇ。
 イケイケパンツの智」

「んふふ。じーちゃんになってるかもだけどね
 しょーくんもけど、
 じーちゃんになったらピアスとかさ首もじゃらじゃらさせたらいいじゃん」

「そうね~」

俺らは床にふたりしてしゃがみこんで
ふたりの間の床に袋を置いて開き
中身を見ながらみたいにくだらない話をした。
やっぱり智さんはこういう雰囲気を望んでるってことだろうな。

俺は掴んで立ち上がる。
彼はまだしゃがんだまま俺を見上げる。
膝立ちになる。俺のへそを指先でつつく。

「へそピアス、もうやんないの?
 ファンの子に見せるていうんじゃなくて
 俺とセックスするときしたらいいじゃん」

「言うね」

どういう感情で言ってんだか。
俺を独占したい気持ちなんかさらさらないくせにさ。
どうせ自分が嵐だからってことで知っちゃってるお得さくらいなもんなんだろ?
切ないね。

ー秘密

このふたりの関係だけは
誰にも言うことはない。

他のメンバーが俺らがどこかへ行ってることを知っていたとしても
俺と智さんが会っている
ただそれだけのワードも話題に出すことはNGだ


「それで智が盛り上がってくれるんだったら俺やるよ?
 誘うときだってへそ見せるし」
「いいかも!
 やんなよ絶対!モテちゃうよ翔君。今まで以上に」

智さん限定じゃなかったのかよ?
うれっしそうに目ぇ輝かせて言いやがって。

「智さんが俺のためにチンコとか袋にピアスしてくれんならね」

「痛いじゃんそんなとこ
 邪魔だし
 セックスするとききっと引っかかっちゃうんじゃない?
 翔君の上にのっかったらきっとゴリゴリしちゃうよ?
 んふふ
 意味わかんない~」

「俺にしか見えないトコてのが重要なんだよ」

話が思いのほか続いたんで、ローションを智さんの膝下に塗りながら話した。
軌道を修正できるように
どんどん上に手を伸ばす
ほら智そんな遊んでるけどもうすぐ股間に届くぜ?って。

「けどさ、タトゥーあそこに入れる人いるじゃん?
 よく見せられると思わない?彫る人にさ。
 恥ずかしくないのかな?」

「見せたいんじゃね?
 ていうか智
 それこそあそこに届いちゃうけど
 このまま床もビッチョビッチョにしちゃうの?」

「それもやだ。恥ずかしい。俺は」
「へぇそうなんだ?」

彼は勢いよく立ち上がる。
濡れてテカテカの脚で室内を横切ってベッドへ行く。
右に左にと揺れるケツに誘われるようについて行きつつも、
股から垂れ流しながら歩いてくれりゃな、て俺は思う。
口からも股からも
だらしなく。

 

「翔君、最近かっこいいよね」
ふいに顔だけ振り返って笑いを含んだ声で唐突に言う。
念押し、みたいだな。
空気の。
嵐でいるとき、他のひとがいる時でも、
空気をよくするために
特に何でもないことを口にする。
押しつけじゃない。誰もそうは思わない。
けど
空気が決まる。
普段ひとが一般的に使うニュアンスとは違うけど
彼は間違いなくムードメイカーだ。
あなたは胸の内を実際どうなのか決して語ることがないから
どうやって生み出しているのか誰にもわからないことだけど。

「惚れてるってことでいいんだよな?」
「マジ惚れ~~~しょーくん、ちゅーしてぇ」
「しょうがねぇな」

調子のいいことを言う彼に俺はまんまと乗っかる。
唇をとがらせて待つ彼に
ぶちゅぅ
と押しつけてやると破顔して
そのまま腰砕け、を表すようにベッドに倒れ込む。
すぐに俺も続けるようにと
彼はさらにケツを奥へ奥へと動かす。

俺がすぐに飛び込まないでいると
彼は股を開いて見せた。

「すぐ突っ込みたい?しょーくん。
 すぐ!は無理だけど
 ちょっとやったらしていいよ?」

そんな台詞をかる~く明る~く、
まるで今日のご飯何食べる~?くらいのテンションで言う。

このひとはどんだけひとを見てるんだろうな
プライベートでまでしなくてもいいだろうに。

心配してる、てことなんだろう。

「すぐは無理なの?今すぐぶっこませてよ智」

俺は彼に覆い被さり脇腹をくすぐってやる。

「んはっ!むっむりぃ~くっくすぐったいぃぃ~
 やめてぇ~」

「俺の愛を受け入れてくんねぇのかよ智」

「やぁぁ~むりぃ~しょーくんっあははっ
 むりだよぉ~~~」

彼は笑いながらジタバタ俺の下でもがき
俺も離してなるものかと
身体の重しで彼をしっかりホールドしておいて
くすぐり攻撃を続ける。

「重いっ!重いよっしょーくん!」

「俺の愛が重いっていうのかー」

俺は彼が怖がったり緊張したりしないように、
楽しそうな笑顔を絶やさないようにして
手に持ったローションのふたを取り、
彼の裸の胸にローションで落書きしてやる。

「いやぁっ!しょーくんっ!んふっんふふふ
 ね、疲れちゃったよしょーくん」
「だな。」

俺は身を起こし、彼の手を取って引き上げる。
彼が起き上がり俺との距離が近すぎたので
抱きしめる。

「よしよし智イイコだぞ愛してるぞ俺は愛してるぞ」
「おいらも~しょーちゃん愛してる~~」

そうやって何度かお互いの背中をさすって
笑って身を離す。
彼はそれで股をのぞき込む。
手を後ろにやって
もう片方の手を股間にやって袋を押し上げる
それから俺の目じゃなく、俺の股間を確認する。
お互い臨戦態勢ではない。

 


「・・・・」
「・・・・」

ちょっと見つめ合ってた。

「翔君、俺、あっちで慣らしてくる」
「おーい、俺、置いてけぼりか~?
 そろそろ俺の前でやってくれたっていいだろ~?」

してくれるはずないとわかってて言ってみる。

「やだ。俺、恥ずかしい。
 翔君は遊んでて」

もう身体を起こした状態でそう言って、
ローションを掴んで
ちょっとすまなそうなカオを見せてバスルームに消えた。

俺は荷物を置いたところへ行き、
スマホと小型のスピーカーを取り出す。
普段俺たちは音の洪水のような環境にいるからこその
だけど無音というのも気まずいものなので
こういう時に邪魔にならない、
間をうまいこと埋めてくれる音楽をチョイスしてる。
彼とのセックス用のプレイリストだ。

曲をスタートさせ、
スピーカーを手に部屋をうろついて
どこがいいか置いてはベッドに行って確認する。
流れる曲に合わせて口ずさみながら
喉の渇きを癒やそうと飲み物を口にし
ベッドに転がって
ムーディーな曲調に合わせるようにやわやわと自身を触る
万全で彼は出てきてくれるだろうから、
俺が何もしないでただ待ってるっていうのもね。

待ってる間によけいな事を考えてしまわないよう、
ここに着いてから今までに見た智をおさらいする。
そう、ちょっと楽しくしちゃったけど、それもまたいい時間なんだけど
せっかく智さんの時間と身体をもらうわけだから
きっちり俺のリビドーを昇華してやらないと。
この貴重な時間を無駄にしたくない。

・・・いいチョイスだな、この曲。俺を掻き立てる。



 

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